2026年4月20日

〜令和の歯内療法〜 GPのための新しいファイルシステム
先日、横浜みなとみらいにある
Dental DX Station D-Court
にて開催された歯内療法(根管治療)のセミナーを受講してきました。
本セミナーはBSAサクライ主催で、
講師は佐久間 利喜先生(新栄町歯科医院)が担当されました。
今回のセミナーでは、近年の根管治療の考え方や新しい器具について学び、日々の診療に活かすための知識をアップデートしてきました。
根管治療の考え方は変わってきています
従来の根管治療では、感染を取り除くために根の中を大きく広げる(削る)ことが重視されてきました。
一方で近年は、
👉 できるだけ歯質(歯の量)を残しながら治療を行う「低侵襲な治療」
が重要視されています。
歯を削る量が多くなると、将来的に歯が割れてしまうリスク(歯根破折)につながる可能性があるため、
必要な範囲で適切に処置を行うことが大切とされています。
新しいファイルシステム「バシロジック」について
今回のセミナーで紹介されていたのが、
ブラジル発の根管治療用ファイルシステム
**「Bassi Logic(バシロジック)NiTiファイル」**です。
根管治療では「ファイル」と呼ばれる細い器具を用いて、歯の根の中を清掃・形成していきます。
バシロジックは、従来とは異なる金属の加工・熱処理技術を用いて設計されており、以下のような特徴があると紹介されていました。
柔軟性が高く、湾曲した根管にも追従しやすい
回転疲労やねじれに対する耐久性に配慮されている
切削効率と操作性のバランスが考えられている
シンプルなステップで処置が行える設計
これらの特徴により、
👉 歯の内部構造をできるだけ保ちながら処置できる可能性がある
とされています。
※治療方法や使用器具は症例ごとに異なり、すべてのケースに同様に適応されるわけではありません。
根管治療は歯を残すための大切な治療です
根管治療は、むし歯が神経まで進行した場合などに行う重要な処置です。
適切に治療が行われない場合、再治療や抜歯が必要になることもあるため、
👉 できるだけ精度の高い処置を行うことが重要です。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせて治療方法を選択し、
できるだけ歯を残せるよう心がけています。
今回のセミナーでは、実際の臨床ケースや解説を通して理解を深めることができました。
患者さまにより良い医療を提供できるよう、
今後もセミナーや研修に積極的に参加し、知識と技術の向上に努めてまいります。
まとめ
根管治療は歯を残すために重要な治療
近年は「削りすぎない」低侵襲な考え方が主流
新しい器具により治療の選択肢が広がっている
歯の痛みや違和感がある方、しばらく歯科医院に通っていない方も、
お気軽にご相談ください。